集団の性別構成比が男女の勢力格差の発生に及ぼす影響

群体性别构成对男女权力差距发生的影响

• 批准号: 10710051
• 负责人: 坂田 桐子
• 金额: $ 1.09万
• 依托单位: Hiroshima University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 1998
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1998 至 1999
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-10710051/
• 关键词: 集団; 性別; ジェンダー; 性別構成比; 勢力

本研究は,集団の性別構成比が勢力の性差をどのように生み出すのかを検討しようとするものである。本年度は,課題の性別適合性が集団の性別構成比の効果をどのように調整するのかについて検討することが目的であった。課題の性別適合性の実験的操作が成功しなかったため,課題の性別適合性と同様に状況を女性にとって有利もしくは不利にする要因として,女性の権威モデルの在・不在を操作し,昨年度と同様の意思決定ゲーム実験を行った。具体的には,大学生被験者211(男82,女129)名を5〜6名から成る小集団に分け,各集団内でコミュニケーションおよび意思決定を必要とするゲーム課題を遂行させた。その際,各小集団の性別構成比を操作した。さらに,組織体従業員への調査研究として,伝統的に女性適合的な職業とされ,女性が圧倒的多数である看護職の男性および女性に職場におけるストレス調査を行った。結果は次の通りである。(1)勢力認知に関して,男性多数群の男性と均衡群の男性は,統制群(女性)より自分の発言権が低いと認知していたが,リーダー出現率や課題達成度には性別構成比および女性権威モデルの効果は認められなかった。(2)女性権威モデルが実験室内に存在しない場合は,存在する場合に比べて,少数派女性および少数派男性がコミュニケーションの困難さを認知していた。(3)職位や勤務時間の長さ等を統制して看護職の男性と女性を比較したが,ストレスの程度に差は認められなかった。以上の結果から,課題の性別適合性が中性的である場合,女性より男性の方が性別構成比の影響を受けやすいこと,また,女性権威モデルの存在は,おそらく少数派の権威モデルとして認知されたため,男女にかかわらず少数派メンバーのコミュニケーションを容易にすることが示唆された。ただし,組織体従業員に同様の結果が認められるかどうかについてはさらに調査対象者を追加して検討する必要がある。

本研究试图探讨一个群体的性别构成如何造成权力上的性别差异。今年研究的目的是研究任务的性别适宜性如何调节群体性别构成的影响。由于该任务的性别兼容性的实验操纵并不成功，因此我们操纵女性权威模型的存在或不存在作为使情况对女性有利或不利的因素，类似于该任务的性别兼容性，并进行了进行了与去年相同的实验。具体来说，211名大学生受试者（82名男性，129名女性）被分成5至6人的小组，要求每个小组完成一项需要沟通和决策的游戏任务。当时，每个亚组的性别构成比例都被操纵了。此外，作为对组织员工的调查，我们对护理行业的男性和女性进行了工作场所压力调查，护理行业传统上被认为是女性友好的职业，并且以女性为主。结果如下。 （1）在权力感知方面，男性占多数组的男性和平衡组的男性认为自己的发言权低于对照组（女性），并且没有观察到女性权威模式的影响。 (2) 与存在女性权威模型时相比，当实验室中不存在女性权威模型时，少数族裔女性和少数族裔男性感到沟通困难。 (3)对护理行业中的男女进行比较，在控制岗位和工作时间长度的情况下，压力程度没有发现差异。从上述结果来看，当任务的性别兼容性为中性时，男性比女性更容易受到性别构成比的影响，女性权威模型的存在很可能是少数权威的榜样。这种认识促进了少数群体成员之间的沟通，无论性别如何。然而，有必要通过增加额外的调查对象来调查是否可以在组织的员工中找到类似的结果。