古代青銅鏡の割れ方に関する基礎研究

古代铜镜破碎的基础研究

基本信息

批准号：
12871048
负责人：
三船温尚
金额：
$ 1.34万
依托单位：
Takaoka National College
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份：
2000
资助国家：
日本
起止时间：
2000 至 2002
项目状态：
已结题

项目摘要

熱処理後の破壊実験と出土鏡の割れ方の状況を比較し、古代技法の秘密を探ろうと研究を進めてきた。ところが、この比較研究に大きな壁が立ちふさがった。それは、腐食により鏡胎から銅だけが抜け出るという経年変化である。これは、長い年月を経て鏡に青銅腐食病すなわちブロンズ病が進行すると、鏡胎から銅だけが抜け出て、鏡内部は多孔質になるという変化である。このように経年変化をおこした鏡は、もはや本来の青銅ではない。したがって、腐食してブロンズ病が進行した鏡の割れ方を、この割れ方研究の資料にする場合、慎重に扱わなければならない。また数少ない回火実験も行った。焼き入れして割れにくくなった鏡を、再度低温加熱し焼き戻し(回火)をすると、再び割れやすくなる。この点は、すでに組織観察から熱処理を報告した何堂坤とは異なる。なお、何堂坤の実験は高温加熱で焼き戻しており我々の低温加熱とは異なる。模造鏡を破壊した割れ方と出土鏡の割れ方における(割れやすさ)・(割れ方)・(破断面)は以下の通りである。(1)鋳態鏡・・・・・・・・・・・・・・(非常に割れやすい)・(直線的割れ)・(平滑面で貝殻剥離状の破断面)(2)淬火鏡(低温短時間加熱)・・・・・(割れやすい)・(折れ線的割れ)・(平滑面でやや凹凸あり)(3)淬火態鏡(高温長時間加熱)・・・・(割れにく)・(折れ線的割れ)・(小さな凹凸激しくあり)(4)回火態鏡(低温淬火後の高温回火)・(やや割れにくい)・(折れ線的割れ)・(平滑面でやや凹凸あり)(5)回火態鏡(高温淬火後の低温回火)・(割れやすい)・(直線と折れ線的割れ)・(平滑面で凹凸の筋あり)(6)青銅病が進行した出土鏡・・・・・・(不明)・(細かく折れ線的)・(多くは錆が付着してい)山東省文物考古研究所収蔵鏡448面の割れ方の中には、我々が実験した高温長時間加熱の淬火態の割れ方を示すものはなかった。これは、焼き入れ(淬火)をしていない鋳態鏡なのか、短時間低温加熱焼き入れ鏡なのか、あるいは、焼き入れ後の焼き戻し鏡なのか、現在のところ結論を出すには至っていない。今後は、福岡県平原方形周溝墓出土の破鏡や広島県福山市石鎚山2号古墳出土の再利用鏡など、青銅病の影響を受けない割れを精査して、この割れ方から古代の詳細な熱処理を解明したい。

我们一直在进行研究，以将热处理后的破坏实验与开挖镜的破裂进行比较，并探索古代技术的秘密。但是，这项比较研究偶然发现了一个主要障碍。这是衰老，其中仅由于腐蚀引起的铜从镜胎儿逃脱。这是一个变化，因为随着青铜腐蚀疾病或青铜疾病的发展，多年来，只有从镜子胎儿逃脱，而镜子的内部变成多孔。这种老化的镜子不再是原始的青铜。因此，当使用材料研究这种腐蚀并发展为青铜疾病的破裂镜子的破裂方法时，必须谨慎对待。我们还进行了一些火灾测试。如果镜子已经变硬并且不太可能破裂的可能性被加热到低温并再次响射（火），则更有可能再次破裂。这一点与已经报道了组织观察的热处理的观点不同。此外，用高温加热对Dokkun的实验进行了调节，这与我们的低温加热不同。以下是破解模仿镜子的以下方法以及如何打破挖掘的镜子。（1）铸造镜...（非常易于破裂）（线性破裂）（带壳剥离样骨折截面的光滑表面）（2）矩形的姿势（低温和短期加热）（易于破裂）（易于裂纹）（易于表面）（略微不合理的表面）（略微不平衡）（3）矩形phoscopicy（高温和长期供热）（不易于破解）（不易于裂纹）（不易于裂纹）（不足）（不合格）（不合格）（不合格）（不合格）（不合格）（无效）（不合格）（不合格） PHSoscopicy（高温和长期加热）（小不平衡）（小不平衡）・（线性裂纹）・（在表面平滑的表面上稍微不平均）（高温（高温，不均匀的火光后的低温点火））进步...（未知）・（细线和破碎的线）・（其中许多是生锈的），在收集山东省文化艺术考古研究所的448镜像上，没有任何裂纹方法显示出在高温和长度加热下的爆裂方法，我们已经尝试过。目前，我们尚未得出结论，这是否是尚未被淬火的铸镜（快速射击），短期低温淬火镜或淬火后的回火镜。 In the future, we would like to examine cracks that are not affected by bronze disease, such as the sparse mirror excavated from the square shore tomb of the plains, Fukuoka Prefecture, and the reuse mirror excavated from Mt. 2 of Ishizuchi, Fukuyama City, Hiroshima Prefecture, and clarify the detailed heat treatment of ancient times from the cracking method.