政府系金融機関の融資活動が一国経済へ与える因果的影響の推計

估计政府金融机构的贷款活动对国家经济的因果影响

基本信息

批准号：
19K13699
负责人：
金澤伸幸
金额：
$ 2.5万
依托单位：
Soka University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份：
2019
资助国家：
日本
起止时间：
2019-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究の目的は、政府系金融機関の政策変更が及ぼす短期的なマクロ経済への影響を明らかにすることである。住宅金融支援機構など政府系金融機関の活動が与える短期的なマクロ経済効果を推計するにあたり、住宅金融支援機構など政府系金融機関の貸出方針が短期的な経済的理由とは異なる理由（政治的な理由や長期的な政策目標などによって起きた方針転換）によって変化した「ショック」を抽出する必要がある。この手法はNarrative Approachと呼ばれ、ショック抽出の基準が研究者の恣意的な思惑に影響を受けないよう、ショックの選定基準が客観的に明確であることが求められる。そのため、貸出方針が変更した理由・動機などに基づくショックの抽出基準の透明化と、またそれぞれの方針変更理由の背景・動機の細かな文章化と分類化が重要である。またこれらのショックのマクロ経済効果測定が本研究の目的であるので、それぞれのショックはマクロ経済に影響しえる程度に大きい規模である必要がある。2021年度から引き続き、2022年度も抽出基準の透明化と詳細な分類に注力した。2022年度は新たに複数の学生リサーチアシスタントを雇用し、また画像認識ツールと生成系AIを活用し、資料の読み込みから情報の抽出・整理までを自動化し効率的に資料の整理を進める試みに取り組んだ。2022年度末の時点では自動化した情報の抽出の精度を慎重にチェックしながら進めている段階である。今度は抽出したショックのデータベース化を行い、それ自体が今後の研究に資する有意義な貢献となることも目指しており、丁寧に資料の整理を行っていきたいと考えている。

本研究的目的是阐明政府金融机构政策变化对短期宏观经济的影响。在估计日本住房金融机构等政府附属金融机构的活动对宏观经济的短期影响时，我们研究了日本住房金融机构等政府附属金融机构的贷款政策与短期贷款政策不同的原因。术语经济原因（政治原因）需要提取政策变化带来的“冲击”（由于政治原因或长期政策目标等原因引起的政策变化）。这种方法称为叙事法，要求选择冲击的标准客观、明确，以免冲击提取的标准受到研究者随意推测的影响。因此，重要的是要使基于贷款政策变化的原因和动机的冲击提取标准透明化，并详细记录和分类每次政策变化的背景和动机。此外，由于本研究的目的是衡量这些冲击的宏观经济影响，因此每次冲击都需要足够大才能对宏观经济产生影响。从2021年开始，2022年我们的重点是使提取标准更加透明并进行详细分类。 2022年，我们将聘请几名新的学生研究助理，我们将使用图像识别工具和生成人工智能来自动化从阅读材料到提取和组织信息的一切，以试图高效地组织材料。截至 2022 财年末，我们正处于仔细检查自动信息提取准确性的阶段。这次，我们将编制一个提取的冲击的数据库，其本身的目的是为未来的研究做出有意义的贡献，我们希望仔细整理这些材料。

项目成果

期刊论文数量（1）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

Radial basis functions neural networks for nonlinear time series analysis and time-varying effects of supply shocks

用于非线性时间序列分析和供应冲击时变效应的径向基函数神经网络

DOI：
10.1016/j.jmacro.2020.103210
发表时间：
2020
期刊：
Journal of Macroeconomics
影响因子：
1.4
作者：
宮入;興一;菅波;完;保母;武;関;耕平;佐藤;正典;高橋;徹;堤;裕昭;西林;勝吾;中山;眞理子;大森;正之;石倉;研;藤谷;岳;羽島;有紀;渡邉;綾;川尻;剛士;加藤;雅俊;樫澤;秀木;開田;奈穂美;磯崎;博司;長島;光一;礒野;弥生;大久保;規子;日本環境会議事務局;東京都自治体研究所・山本由美・寺西俊一・安達智則編;Nobuyuki KAnazawa
通讯作者：
Nobuyuki KAnazawa