文章の数量分析による西鶴を中心とした浮世草子の著者および成立年代の解明

通过文本定量分析，查明以西鹤为中心的浮世杂事的作者和创立时间

基本信息

批准号：
20K20133
负责人：
上阪彩香
金额：
$ 2.66万
依托单位：
Osaka Seikei University (2022)Osaka University (2020-2021)
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

井原西鶴は近世文学を語る上で欠かすことのできない俳諧師・作家である。しかしながら、西鶴の浮世草子が偽作・補作であるという疑惑やその成立年代が明確にわかっていない等、近世文学界では未だ論争が繰り広げられている。本研究課題では、数量分析を用いて帰属不明の浮世草子作品の著者問題を解明することを目的としている。令和4年度には、浮世草子を対象にトピックモデルを用いて作品の特徴を捉えることを試み、得られた研究成果の一部をThe 6th Asia Future Conferenceにて発表した。西鶴の作品は、一般的に好色物、武家物、町人物、雑話物に分類される。分類に関しては諸説あるが、宗政（1969）において一般の分類とされる分類（好色物、武家物、町人物、雑話物、その他）を参考に、トピック数を5として検討を行った。また、解析の前処理として除去するストップワードとして、出現頻度が低い単語及び上阪（2016）による研究成果を基に重複率が高い単語を取り除くこととした。トピックモデルを実施した結果、好色物、武家物、町人物、雑話物に関連する単語で構成されるトピック及び各々のトピックにおいて特徴的な単語を抽出した。また、各々のトピックの出現確率が高い文書は宗政の分類と対応していることが示された。さらに、『好色一代男』の作品内においてトピックの出現確率が章ごとに変化することも示された。このことから、トピックモデルが浮世草子の分類において有効であるという結果が示唆された。

伊原西鹤是讨论早期现代文学时不可或缺的俳句大师和作家。不过，近代早期文坛仍存在争议，包括怀疑西鹤的《浮世杂志》是伪造品或补品，其创作年份也不清楚。本研究项目的目的是通过定量分析的方式厘清归属不明的浮世草作品的作者问题。 2020年，我们尝试用主题模型来捕捉浮世草的特点，并在第六届亚洲未来大会上展示了我们的一些研究成果。西鹤的作品一般分为情色故事、武士故事、城镇人物、闲谈故事等。尽管关于分类有多种理论，但我们参考宗正（1969）的一般分类（性物体、武士物体、城镇人物、闲谈故事等），将主题数定为 5。此外，作为分析预处理要删除的停用词，我们根据 Uesaka (2016) 的研究结果决定删除出现频率较低的单词和重复率较高的单词。通过实施主题模型，我们提取了由与淫秽事物、武士故事、城镇人物和杂项故事相关的词语以及每个主题的特征词组成的主题。研究还表明，每个主题出现概率较高的文档与宗教和政治分类相对应。此外，还发现作品《好色的市代男子》中出现的话题的概率随章节的不同而变化。这表明主题模型对于浮世杂事的分类是有效的。