寡占市場での動学的競争の理論分析とその競争政策への応用

寡头垄断市场动态竞争的理论分析及其在竞争政策中的应用

基本信息

批准号：
20K13492
负责人：
吉田翔平
金额：
$ 1.66万
依托单位：
Dokkyo University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本年度は、1. 寡占市場におけるスイッチングコストを伴う動学的競争、2. 垂直的取引関係のもとでの契約形態と交渉力の分析、さらに、3. 国際寡占市場における関税の効果に関する研究を行なった。1.に関しては2期間モデルという基本的な環境の分析から始め、企業参入や合併が価格や利潤に与える影響を分析した。結果は、通常の直観に反して、企業参入によって価格や利潤が上昇する可能性が明らかになった。さらに、参入によって消費者余剰が悪化する可能性も示し、政策的に重要な結果が得られた。解析的に困難な部分については数値シミュレーションを使用するなどし、分析を拡張している。現在、これらの結果を論文として取りまとめているところである。2.に関しては交渉を伴う垂直的取引関係のもとで、交渉形態が川上企業の交渉力が最終価格に与える影響について分析している。また、交渉力が最終価格に与える影響が需要の環境に大きく依存することを見つけ、数値シミュレーションでそれを示している。本論文はディスカッション・ペーパーとして公刊し，現在，国際学術雑誌へ投稿中である。3.に関しては、通常、関税は国内価格を上昇させるが、企業が自社オンラインサイトでの販売や小売企業からの再販など複数の流通経路を持っている状況下では関税により価格が下落する可能性を示している。また従来知られている関税が企業利潤などに与える影響などの多くが覆る可能性があることを示した。本論文はディスカッション・ペーパーとして公刊し，現在，国際学術雑誌へ投稿中である。

今年，我们将重点关注1.寡头垄断市场中的动态竞争和转换成本，2.垂直业务关系下的合同形式和议价能力分析，3.国际寡头垄断市场中关税影响的研究。关于1.，我们首先分析了两期模型的基本环境，分析了企业进入和并购对价格和利润的影响。结果显示，与通常的直觉相反，企业进入可以提高价格和利润。此外，我们表明，进入可能会恶化消费者剩余，这是政策的一个重要结果。对于分析困难的领域，采用数值模拟来扩展分析。我们目前正在将这些结果汇编成一篇论文。对于2.，我们分析了在涉及谈判的纵向交易关系下，谈判形式对上游企业议价能力最终价格的影响。他们还发现议价能力对最终价格的影响高度依赖于需求环境，并通过数值模拟证明了这一点。该论文已作为讨论论文发表，目前正在提交给国际学术期刊。关于3.，关税通常会提高国内价格，但在公司拥有多个分销渠道的情况下，例如在自己的在线网站上销售和从零售公司转售，关税可能会导致价格下降。它还表明，关税对企业利润的许多先前已知的影响可能会逆转。该论文已作为讨论论文发表，目前正在提交给国际学术期刊。