精神病発症危険状態(ARMS)の回復と皮質-線条体-視床回路の変化に関する研究

精神病危险状态（ARMS）的恢复和皮质-纹状体-丘脑回路变化的研究

基本信息

批准号：
20K07980
负责人：
片桐直之
金额：
$ 2.41万
依托单位：
Toho University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-20K07980/
关键词：
精神病発症危険状態(ARMS)減弱精神病状態(APS)拡散強調画像(DTI)前頭-線条体-視床回路探索眼球運動不飽和脂肪酸アラキドン酸 At risk mental state MRI 大脳皮質-線条体-視床ループ大脳皮質-線条体-視床回路大脳皮質‐線条体‐視床ループ統合失調症精神病発症危険状態

项目摘要

統合失調症の発症にはドパミン神経系の異常が関連する。ドパミン受容体が豊富に存在する線条体は、前頭-線条体-視床回路を介し前頭葉と視床の間の神経連絡を担う。そのため、線条体はヒト特有の内的表象を司る前頭葉と外界からの感覚神経が入力する視床との間の情報の調整を担うと考えられている。統合失調症に特有な精神症状は、前頭-線条体-視床回路に障害が生じ、内的表象と外界との間の情報処理に障害が生じるため惹起されると考えられている（異常サリエンス仮説）。これまで、我々は精神病発症危険状態（ARMS）においても、前頭-線条体-視床回路のうち線条体の一部である被殻において体積の減少が生じていることを報告した（Katagiri et al., 2019）。本研究では、ARMSのサブグループである減弱精神病状態 (APS)において、前頭-線条体-視床回路をつなぐ神経線維束に変化が生じているかをDTIを用い調べることを目的とした。①これまでにARMSの被殻で病的変化が認められたことから、被殻と神経連絡を有する前頭の運動前野に着目し、APSにおいて運動前野‐線条体間、運動前野‐視床間の神経線維束に生物学的変化が生じているか調べた。②これまで我々はARMSにおいて探索眼球運動に障害が生じることを報告している（Shidou et al, 2020）。探索眼球運動は前頭葉の中心溝周辺部の前頭眼野や視床などが担う。そのため、APSで生じる探索眼球運動の障害に中心溝周辺部と視床を結ぶ神経線維束である上視床放線の生物学的変化が関連するかを調べた。③統合失調症では脳内の神経連絡を担う神経線維束のミエリン鞘を構成する不飽和脂肪酸に病的変化が生じ神経線維束の障害が生じる可能性が報告されている。APSでも不飽和脂肪酸の病的変化が生じるか、また同変化が前頭‐線条体‐視床間の神経線維束の生物学的変化と関連するかを調べた。

多巴胺神经系统的异常与精神分裂症的发病有关。纹状体富含多巴胺受体，通过额叶-纹状体-丘脑回路负责额叶和丘脑之间的神经通讯。因此，纹状体被认为负责协调控制人类特定内部表征的额叶和接收来自外界的感觉神经输入的丘脑之间的信息。精神分裂症特有的精神症状被认为是由额叶-纹状体-丘脑回路紊乱引起的，该回路损害了内部表征和外部世界之间的信息处理（异常显着性假设）。此前，我们报道过，即使在有精神病风险 (ARMS) 的患者中，额叶-纹状体-丘脑回路中的壳核（纹状体的一部分）的体积也会减少（Katagiri 等人，2019）。本研究的目的是利用 DTI 来研究在减弱精神病状态 (APS)（ARMS 的一个亚组）中连接额叶-纹状体-丘脑回路的神经纤维束是否发生变化。 ①由于在ARMS中观察到了壳核的病理变化，因此我们将重点放在与壳核有神经联系的额叶前运动皮层上，我们研究了神经纤维束是否发生了生物学变化。 ②我们之前报道过ARMS的探索性眼球运动受损（Shidou et al, 2020）。探索性眼球运动是由额叶中央沟周围的额眼野和丘脑进行的。因此，我们研究了上丘脑辐射（连接中央沟和丘脑的神经纤维束）的生物学变化是否与 APS 中发生的探索性眼球运动损伤有关。 ③据报道，在精神分裂症中，构成大脑中携带神经连接的神经纤维束髓鞘的不饱和脂肪酸发生病理变化，导致神经纤维束受损。我们研究了不饱和脂肪酸的病理变化是否也发生在 APS 中，以及这些变化是否与额叶-纹状体-丘脑神经纤维束的生物学变化有关。