がん患者における健康食品と医薬品併用の安全性に関する研究

保健食品与药物联合治疗癌症患者的安全性研究

基本信息

批准号：
21K05490
负责人：
西村有希
金额：
$ 2.41万
依托单位：
Showa University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2021
资助国家：
日本
起止时间：
2021-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

がん患者が健康食品を利用する例は少なくないが、医薬品と併用した際の安全性については十分に検討されていない。特に抗がん剤は薬物代謝酵素であるチトクロームP450 3A (CYP3A)で代謝されるものが多いが、併用した健康食品によりこの酵素が阻害されると、抗がん剤の血中濃度が上昇し、有害作用が発現する可能性もある。このような相互作用を未然に防ぐため、本研究ではがん患者が利用する可能性がある健康食品がCYP3Aを阻害するかについて検討を行っている。令和4年度はタヒボおよびモリンガ粉末の抽出エキスを用い、CYP3Aの指標であるミダゾラムの代謝活性に対する阻害効果をin vitro実験系で検討した。その結果、これまでの検討でCYP3A活性を阻害したカルノシン、スピルリナ、チャーガに加え、タヒボ、モリンガも本活性を濃度依存的に阻害することが示された。特にスピルリナ、タヒボ、チャーガ、モリンガによるCYP3Aの阻害は、生体内で相互作用を起こし得ると推測された。また、これら健康食品により、グレープフルーツジュースで知られているCYP3Aの不可逆的なmechanism-based inhibition (MBI)が生じるかを検討した。その結果、いずれの健康食品もCYP3Aに対しMBIをおこす可能性は低いことが示唆された。一方、スピルリナ、タヒボ、モリンガにより生体内でCYP3Aの阻害を介する薬物相互作用が生じるかを明らかにするため、ラットを用いたin vivo実験系で予備試験を行った。ラットにこれら健康食品を単回経口投与し、その後、CYP3Aの指標薬物であるミダゾラムを経口投与した。経時的に採血し、血中のミダゾラム濃度を水を投与したコントロール群と比較した。その結果、スピルリナ投与によりミダゾラムの血中濃度が上昇する可能性が示唆された。

尽管癌症患者经常使用保健食品，但其与药物联合使用的安全性尚未得到充分研究。特别是，许多抗癌药物是通过药物代谢酶细胞色素P450 3A（CYP3A）进行代谢的，但如果与保健食品并用而抑制该酶，则抗癌药物的血药浓度也有可能增加，从而产生不良反应。可能会发生影响。为了防止这种相互作用，本研究正在调查癌症患者可能食用的保健食品是否会抑制 CYP3A。 2020财年，我们在使用Taheebo和辣木粉末提取物的体外实验系统中研究了对CYP3A指标咪达唑仑代谢活性的抑制作用。结果显示，除了之前研究中肌肽、螺旋藻和白桦茸抑制CYP3A活性外，Taheebo和辣木也以浓度依赖性方式抑制这种活性。特别是，推测螺旋藻、Taheebo、白桦茸和辣木对 CYP3A 的抑制可能会导致体内相互作用。我们还研究了这些保健食品是否会导致 CYP3A 的不可逆机制抑制 (MBI)，这种抑制是从葡萄柚汁中已知的。结果表明，任何一种保健食品引起CYP3A MBI的可能性都很低。另一方面，为了弄清螺旋藻、Taheebo和辣木在体内是否发生通过抑制CYP3A介导的药物相互作用，在使用大鼠的体内实验系统中进行了初步测试。给大鼠单次口服这些保健食品，然后口服 CYP3A 指示药物咪达唑仑。随着时间的推移收集血液，并将血液中咪达唑仑的浓度与给予水的对照组进行比较。结果表明，服用螺旋藻可能会增加咪达唑仑的血液浓度。