プルーデンス政策が情報投資を通じて金融市場の不安定性や金融危機に与える影響

审慎政策通过信息投资对金融市场不稳定和金融危机的影响

基本信息

批准号：
21K01408
负责人：
小佐野広
金额：
$ 2.5万
依托单位：
Konan University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2021
资助国家：
日本
起止时间：
2021-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

金融市場で取引を行う市場参加者の一部が自分で情報投資を行うという想定の下で、バーゼル規制に従う銀行と従う義務のないシャドウ・バンクを市場で金融商品を供給する経済主体として新たに加えた上で理論的なモデルを構築した。そのうえで、社会的に最適なレベルと比較して各種のバーゼル規制で考慮されているようなプルーデンス政策やシャドウ・バンクに関する規制政策が金融市場で過剰もしくは過少な情報投資のどちらをもたらすのか、また、そのことは金融危機の可能性を高めるのかということを、まず理論的なパラメーターを特定化せず一般的な形式で分析した。ここでバーゼル規制で考慮されているようなプルーデンス政策というのは、バーゼルIII合意で導入された金融機関に対する資本規制及び流動性の規制やリスク・リテンション・ルールをさす。また、シャドウ・バンクに対応する規制政策というのは、リスク・リテンション・ルール及びシャドウ・バンクへの流動性規制である。さらに、ピグー的な情報技術投資に対する直接的な課税および補助金政策の効果も前年度同様に研究した。この定性的な分析で、ある種の条件の下では、バーゼルIII合意で導入された金融機関に対する資本規制及び流動性の規制やピグー的な情報技術投資に対する直接的な課税および補助金政策の効果を明らかにするとともに、シャドウ・バンクに対するリスク・リテンション・ルール及び流動性規制の項かも明らかにすることができた。結局、バーゼルIIIが対象とする金融機関においてもシャドウ・バンクに対しても。情報投資と金融危機に関する社会的厚生の面からは、資本規制の強化とリスク・リテンション・ルールは流動性規制と反対の効果を持つということが分かった。また、パラメーターの値を現実的に近いような値で数値化して数値計算を行ったところ、すべての政策で理論的予想に近い結果を導出することができた。

假设一些在金融市场进行交易的市场参与者本身会投资信息，遵守巴塞尔规定的银行和没有义务遵守巴塞尔规定的影子银行将被新设立为在市场上提供金融产品的经济实体在此基础上构建了理论模型。然后，我们将研究有关影子银行的审慎政策和监管政策，例如巴塞尔各种法规中考虑的政策，是否会导致金融市场的信息投资与社会最优水平相比过度或不足；首先，我们分析了这种情况是否会增加；在没有具体说明理论参数的情况下，以一般形式出现金融危机的可能性。巴塞尔法规中所考虑的审慎政策是指巴塞尔协议III中引入的针对金融机构的资本和流动性规定以及风险自留规则。此外，针对影子银行的监管政策还包括影子银行的风险自留规则和流动性监管。此外，与上年一样，我们还研究了直接税和补贴政策对庇古信息技术投资的影响。这一定性分析表明，在一定条件下，巴塞尔协议III引入的对金融机构的资本和流动性管制以及庇古直接税和补贴政策对信息技术投资的影响，我们能够澄清风险。影子银行的保留规则和流动性监管。毕竟，金融机构和影子银行都受到巴塞尔协议III的约束。从信息投资和金融危机的社会福利角度来看，我们发现更强的资本管制和风险自留规则与流动性管制具有相反的效果。此外，当我们通过将参数值量化为接近现实的值来进行数值计算时，我们能够得出接近所有政策理论预测的结果。